この日記はMozillaのプロダクトへの貢献者としての私の成果を中心に、気になったバグやWeb界隈の話題について書いていますが、 断り書きがある場合を除き、いかなる団体のオフィシャルな見解ではありません。あくまでも個人的なものです。 Mozilla Foundation、Mozilla Corporation、及び関連企業の公式情報ではないことに注意してください。

現在、XHTML 1.0 (もどき)から、HTML5なコンテンツに修正中です。古い日記は修正が完了していませんので表示が崩れます。 順次、修正していく予定ですのでしばらくお待ちください。

もずはっく日記(2015年9月)

2015年9月17日

Bug-org 895274 Change GUI MESSAGES to enum #2
初回投稿日時: 2015年09月17日21時59分33秒
カテゴリ: Events Mozilla Core Mozilla43 バグ修正
SNS: (list)

大きな変更になるので、予め記事を書いておきましたが、その修正がようやく完了しました。その結果、

  • WidgetEvent::messageWidgetEvent::mMessageに改名
  • WidgetEvent::mMessageは名前付きのenumである、mozilla::EventMessageになった
  • EventMessageを格納している変数名は、基本的にはmessagemsgを含むものとなった
  • EventMessageの各項目の名前は、eプリフィックス付きのできるかぎり短い名前になった
    • DOMイベントの元となるイベントの場合、その名前を利用するようになった
    • 名前があまりにも一般的すぎる場合はeの直後にイベントのグループ名等を含むようになった
    • 標準仕様策定前に使われていたイベントや、現在廃止予定のイベントはeLegacyで始まる名前になった

という形になっています。内部の名前とDOMイベントの名前のズレや、歴史的経緯を知らない開発者向けにレガシーイベントであることを名前で示せるようになったのは大きかったです。

また、VisualStudio、gcc、lldb、Xcode全てで変数の内容を見ると数値ではなく、enumで付けられている名前が表示されますのでデバッグしやすくなっています。

ちなみに安全のため、ひとつの置換をひとつのパッチで行ったため、最終的には270個のパッチに分割され、関係者からも単独のバグではさすがに過去最多のパッチ数じゃないかと言われています。

関連するかもしれないエントリ

bug-org 895274を含むエントリ

Bug-org 895274 Change GUI MESSAGES to enum

このエントリへのリンク元

このエントリを参照しているURIはありません。