タブは使えて当たり前?
初回投稿日時: 2007年06月08日03時16分38秒
最終更新日時: 2007年06月08日03時24分22秒
カテゴリ: Camino Firefox IE Opera Safari SeaMonkey 雑談
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あちらこちらで、ユーザがタブを多く開いて使いこなせるのが当たり前だから云々という論調の話を見かけるんですが、そういう人って自分を基準にして話をしているか、もしくは自分と似たスキルの人が周りに多いんじゃないかなぁと思います。
PCに無頓着な人にタブブラウザを使わせても、タブを利用しない人が多いように私は感じています。私はタブというのは直感的なように見えて、全然直感的ではないUIなのではないかと考えています。(もしくは複数の作業を同時に並行させよう(もしくは「させたい」)という発想自体が訓練を必要とする特殊なものなのかもしれません。)
天下のWindows版IEが7でタブブラウザになったので今後は状況に変化があるかもしれません。ですが、ブラウザのみが採用する特殊なUIという立ち位置である間はもうしばらく変わらないのかもしれません。なぜなら、現状ではタブブラウザというシステム自体、ギークがギークのために作って、ギークにウケたものでしかなく、一般的に浸透するような完成度のものではなかった、その程度のものだと思います。本当に万人に便利なら互換性等の面で圧倒的に有利なIEコンポーネントを利用したタブブラウザというものがもっとシェアを握っていたはずですが、結局、ものすごくニッチな製品のままだったと思います。
つまり、現在の市場ではタブブラウザという売り文句はオイシイものでは無いと私は考えています。でも一定の需要があることは確かですし、もはや無くてはならない機能になっていることは否定できません。
要するに、製品レベルで確実に必要な機能を万人が使うとは限らないんではないか、だからオレ基準で話をされても……と思う訳です。