この日記はMozillaのプロダクトへの貢献者としての私の成果を中心に、気になったバグやWeb界隈の話題について書いていますが、 断り書きがある場合を除き、いかなる団体のオフィシャルな見解ではありません。あくまでも個人的なものです。 Mozilla Foundation、Mozilla Corporation、及び関連企業の公式情報ではないことに注意してください。

現在、XHTML 1.0 (もどき)から、HTML5なコンテンツに修正中です。古い日記は修正が完了していませんので表示が崩れます。 順次、修正していく予定ですのでしばらくお待ちください。

もずはっく日記(2005年9月)

2005年9月16日

The <?xml> prolog, strict mode, and XHTML in IE
初回投稿日時: 2005年09月16日17時37分11秒
最終更新日時: 2005年09月16日17時44分03秒
カテゴリ: IE XHTML XML
SNS: (list)

IE7ではXML宣言があっても、正しくDOCTYPEスイッチが機能するように修正するようだ。

しかし、XHTMLの厳密な取り扱い(application/xhtml+xmlの処理)は見送られるようだ。理由は、セキュリティ問題への取り組みと、CSSバグへの取り組みで時間が無い、ということと、現在のパーサを使うと、MozillaやOperaのように、InvalidなXHTML文書の場合、エラーを返すのではなく、HTMLとの互換性を重視してエラーを出さずにレンダリングしてしまうことが問題のようだ。

IEのapplication/xhtml+xmlの中途半端なサポートによって、他のブラウザではパースエラーの出るXHTMLの怪文書が世の中に出回る、という最悪な事態は避けられるようである。私はこの決断に大いに賛成だ。

しかし、IE6以降、MSは何をやっていたんだという批判は避けられない話ではある。全く何もやってなかったからこうなった訳で、夏休みの宿題を8月末から大あわてでやり始めた、という光景が目に浮かぶ。

関連するかもしれないエントリ

関連するかもしれないエントリを発見できませんでしたが、無いとは限りません。