Bug 4103 pifファイルのダウンロードでcommand.comが書き換えられる
初回投稿日時: 2005年03月01日00時24分03秒
カテゴリ: Firefox Mozilla Core Suite
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Bugzilla-jp初のセキュリティバグ。MFSAで公開されたので、bugzilla-jpでも公開した。
Windowsではファイルの保存ダイアログでショーカットを有効にしておくと、ファイルへのショートカットを選択した場合、そのショートカットのリンク先のパスが選択されて返ってくる。このため、ショートカットファイルを二度ダウンロードさせることで、任意のファイルを上書きして破壊することができる。
元々の報告にあるようにpifファイルをWin9xで上書きすると、command.comが上書きされるため、Windowsが正常に機能しなくなる。(WinMe以外なら起動もしなくなる?)
この脆弱性は保存ダイアログでショートカットを有効にしているブラウザ全てに存在する。(検証していないが、IEやOperaもこの脆弱性を持っているかもしれない)
この問題を悪用しようとするなら、次のような手段が考えられる。
- ショートカットを含むzipファイルをダウンロードさせる
- zipファイルを解凍するように促す
- zipファイル内のファイルには一部不良があるとか、理由をつけて、同名のショートカットファイルを解凍したフォルダ内にダウンロードするように促す。当然、上書き警告は無視するように書いておく。
この例だと、zipファイル内のショートカットを破壊したいファイルへのショートカットにしておくことで、任意のファイルを攻撃できる。