Bug-org 1187367 [e10s][TSF] TSFTextStore shouldn't destroy native caret until notifying TSF of layout change
初回投稿日時: 2015年07月26日14時53分59秒
最終更新日時: 2015年07月26日15時03分11秒
カテゴリ: e10s IME Mozilla Core Mozilla42 TSF Windows バグ修正
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TSF-awareなアプリで動作しているATOKは、何故かネイティブキャレットの位置を参考にサジェストウインドウ位置を決めています。これに対応するため、ITextStoreACP::GetTextExt()
が呼び出された時に、その位置にネイティブキャレットを作成し、ドキュメントのロックが解除された時にキャレットを破棄していました。
しかし、e10sモードではこの破棄タイミングが早すぎたために、ATOKのサジェストウインドウが時折、変な位置に一瞬だけ表示されるという現象が起きていました。そこで、レイアウトの変更が発生するまで、キャレットを破棄しないように修正しました。
Windowsのキャレットはプロセスだったか、スレッドだったか全体での共有財産なので、ハックのために長時間作成しておくのは危険なのですが、今のところは仕方ありません。ちなみにATOK以外がアクティブな場合、このハックは動作しません。