ATOK 2012では、Firefox利用時にカナロックの状態がおかしくなるバグを回避できる設定ができたようです
初回投稿日時: 2012年02月10日13時41分58秒
最終更新日時: 2012年03月11日14時39分32秒
カテゴリ: Firefox Google Chrome Memo Software 雑談
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FirefoxやGoogle Chromeもそうなんですが、ブラウザ自体のエディタやSkype等、未確定文字列の処理を自前で行っているアプリを利用中にFirefoxやGoogle Chrome上でATOKでかな入力中に未確定文字列を出していると、カナロックが変に外れてしまって、カナロックを再度かけ直すために未確定文字列を一度破棄して、Alt+カタカナ ひながな ローマ字キーを2回押さないといけない、という非常に煩わしいバグがあります。
以前、Firefox側で頻度を軽減できる修正は入れていましたが、それでも再現は続いていたのですが、それをATOK側で回避できる設定がATOK 2012で追加されています。
- 言語バーで、メニューを出して、[プロパティ(環境設定)(R)]を選択します。
- [入力・変換]タブを選び、[設定項目(Y)]のツリー内の、[入力補助]を選択します。
- [詳細設定(N)...]ボタンを押すとダイアログが出てくるので、その中にある[システム全体のカナロックを変更する(S)]と、[ATOK 2011 互換のカナロック制御を行う(R)]にチェックを入れます。
この設定を行うと、ほとんどカナロックは外れなくなるようです。一度だけIMEをオンにすると同時に外れてしまったので、魔の時間はありそうですが。
テストしたい方はテスト用のページを開いてみてください。このページでは5秒おきにFlashがリロードされます。その時に別のタブか、別のアプリで未確定文字列を入れて、そのまま放置しておくと、テストページがリロードされますが、その際に上記設定を行わないとカナロックがおかしくなります。
残念ながら、この設定をオンにしていると、ATOKがオンの状態でAlt+Tabが使えなくなるようです。
色々とテストした感じでは、[システム全体のカナロックを変更する(S)]にチェックを入れただけではバギーで使い物にならない印象です。これだけだと、不安定で、未確定文字列の一文字目でカナロックがまだかかっていなかったり、フォーカスを移動した時に高確率で入力モードが全角英数に変わってしまいます。[ATOK 2011 互換のカナロック制御を行う(R)]にもチェックを入れると、前者は再現しなくなりました。後者はFlashの読み込みと、ATOKのオンオフがかぶると再現するようですが、確率が減るので実用レベルかな、という感じです。
色々と試した結果、これらの新設定を使った場合、副作用がきつすぎて逆に使い物にならない、というのが私の結論です。ATOK 2013では完全に修正されてることを祈ります……