Bug-org 560071 Improve IME selection painting #2
初回投稿日時: 2010年08月26日22時30分03秒
最終更新日時: 2010年08月26日22時31分08秒
カテゴリ: Mozilla Core バグ検証中
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整理のために表にしてみるとこんな感じです。分かりやすくするために、未確定文字列には下線をつけておきます。
各文節のスタイル | イメージ |
---|---|
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確定済み選択文節
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確定済み選択文節非選択文節
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確定済み選択文節
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確定済み選択文節非選択文節
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確定済み選択文節
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確定済み選択文節非選択文節
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確定済み選択文節
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確定済み選択文節非選択文節
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確定済み選択文節非選択文節
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非選択文節と、選択文節には明確なコントラストがなければ選択文節が分かりにくくなり、操作に支障が出ます。また、未確定文字列全体が明確に未確定文字列だと分からない場合もやはり操作に支障が出ます。
問題は、TSFにしてもGTK2にしても、各文節ごとにスタイルが指定できるので、存在しない文節に関してはどのような色が利用されるのか想像もできない点です。つまり、他の意味を持つ文節の情報は、現在存在するものに関してしか分かりませんので、一回の変換のトランザクション内で安定した表示結果を出すことは難しいのです。
こうなると、やはり単純に各文節ごとにより良いロジックでコントラストを確保していくしか無いように思えます。
上記の例では同じ基準で、非選択文節と選択文節を反転させてしまっているので、これらの間にあるコントラストが仇になり、結果として同じ色での表示となってしまっています。であるならば、選択文節は今まで通りの反転を行い、非選択文節ではコントラストがありすぎる場合にのみ反転させる、というのであれば大半のケースでは問題無いのかもしれませんね(今、まさに、書きながら思いついたことです)。