Re: もずはっく日記への解答
初回投稿日時: 2007年02月24日19時28分30秒
カテゴリ: Bugzilla-jp
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もずはっく日記にはコメントもトラックバックも機能を実装していません。スパム対策やるのが面倒なのと、主張したいことがあるならなりすましが容易なコメント欄ではなくblogでも使って主張して欲しいと考えているからです。同様に重要な主張を私は余所のコメント欄で済まそうとは考えていませんのであしからず。それはさておき本題へ。
Bugzilla が開発現場だからといって開発者だけに門を開くというのは何とも誤った論理だと思います。
前提として書いておきますが、先のレスの中で開発者と書いた部分は原則的にbugzilla-jpで検証作業等を行っているテスタの方々も含めてのことです。パッチを書く人だけをbugzillaでの開発者と言うつもりはありません。
私だって開発者ではありません。
ですから、報告に来られた時点で開発者だと考えています。そして開発者には一定のクオリティを要求したい訳です。
重要なことは『「バグと思しき物」を見つけるのは開発者とは限らない』ということです。
おっしゃるとおりです。でもそれは有用な報告がbugzillaを通してあった場合にのみ価値が出てくることです。不満に思った、どこかのフォーラムで愚痴った、bugzillaにクオリティの低い報告をしたために理解してもらえなかった、この状態ではその事実に価値は無い訳です。
Amiさんの理屈だと、その価値が出るように開発者が努力すべきだとおっしゃるようですが、それにあたる私たちの活動は、報告者に対して不明な点を問いかけたりする、という行為がそれにあたると思います。もちろん、それは実行されています。しかし現実問題としてそのような処理を現在報告されている全てのバグにおいて完全に完了できている訳ではありません(UNCOのバグがあるということはそういうことです)。では、これ以上何をすべきでしょうか?
本当に重要なバグを見つけた人までも城の周りのお堀に落としていないか。私は何回か報告ないしコメントしましたけれど毎回、思ってきたことがこれなわけです。
と、理想は高いところを示されています。そんなことは当然分かっています。ですが実行できない理想はただの妄想でしかありません。
それに、私以外の方々はbugzilla-jpでの活動を生業としている訳ではありません。ボランティアとして活動されています。しかし、もっと今以上に努力と呼べる、ユーザへの無償での奉仕活動を行えという要求だと思います。ですが、その発想はbugzilla-jpをサポートとして考えているとしか思えません。開発者はユーザの奴隷ではないのです。
私もMozilla Japanのメンバーになるまではボランティアとしてbugzilla-jpで活動していました。本業の残業で22時、23時に帰ってきて、それから作業を行って寝るという日々を繰り返していましたが、決して楽ではありませんでした。好きでやっていたこととはいえ、その過酷さは身にしみて分かっています。でも好きでやっていたから出来たことだと思います。ですので、ボランティアの方々が自発的にそれを必要だと考え、行動をおこさない限り、誰にもその活動内容が不十分だなどとは言って欲しくはありません。
Bugzilla-jpの運営がベストの状況であるとは私も思いません。問題は多々あるでしょう。しかし、出来ることを可能な限り続けていると思います。もし改善したい点、すべき点があるなら是非中からそれを改善してもらいたいです。それが出来ないというのであれば、自分が出来ないことを他人に押しつけるべきではないと私は思います。