この日記はMozillaのプロダクトへの貢献者としての私の成果を中心に、気になったバグやWeb界隈の話題について書いていますが、 断り書きがある場合を除き、いかなる団体のオフィシャルな見解ではありません。あくまでも個人的なものです。 Mozilla Foundation、Mozilla Corporation、及び関連企業の公式情報ではないことに注意してください。

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もずはっく日記(2006年10月)

2006年10月2日

Re: 名前がバラバラになってどんな利益があるのか?
初回投稿日時: 2006年10月02日02時33分49秒
カテゴリ: Firefox
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こだわっているのは明らかにMozilla Corporationであり、Firefoxという名前が使われなくなって不利益を被るのもMozilla Corporationのほうなのだ。Debianが独自にパッチを適用しているのがTrademark policyに反するというなら、Mozilla側がDebian発のパッチをどんどんレビューしてソースツリーに取り込んでいけばいいだけではないか。

はい。当然、Mozilla Corporationはこだわっています。自社の財産なので、当然のことではないでしょうか? 私はそれを否定しませんし、非難もしません。(ベストな条件かどうかは個人的にも疑問がありますが、ビジネスに関しては素人なので、否定できるほどの根拠はありません。)

確かに、シェアが減るという不利益はありますが、既に--enable-official-brandingではないビルドを使われている時点で(アイコンだけが違うという訳ではないですよね? DebianをVMware上で起動できなかったので未確認ですが)、パートナー企業にとってのシェアは目減りしてしまっています。また、もしもこの特例を認めた場合に、他のディストリビュータ等から「俺も俺も」という話になると、更に不利益が増大します。これを考えるなら、ここでDebianがFirefoxというブランド名を使わない、というのはあまり現状に比べて損なこととは思えません。

また、Debianが取り込んだパッチをMozilla側で自主的に取り込むという件については賛同しかねます。フルタイムの従業員が100人もいないような小さな会社ではそんなこと不可能ですし、できたとしても、現実的とは思えません。そもそも、それができるなら、最初からサポートを打ち切っていないですよ。

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