この日記はMozillaのプロダクトへの貢献者としての私の成果を中心に、気になったバグやWeb界隈の話題について書いていますが、 断り書きがある場合を除き、いかなる団体のオフィシャルな見解ではありません。あくまでも個人的なものです。 Mozilla Foundation、Mozilla Corporation、及び関連企業の公式情報ではないことに注意してください。

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もずはっく日記(2005年12月)

2005年12月16日

Re: Bug 2712 ポップアップウィンドウにマウス自動追従が効かない
初回投稿日時: 2005年12月16日15時34分45秒
カテゴリ: Mozilla Core
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このバグに関しては、修正不要とは考えていない。少なくとも私は。

このバグにいらついている人にとっては、非常に鬱陶しいバグであることは想像に難くない。しかし、オープンソースといえども、資本主義の枠内で開発している私としては、簡単に修正できないバグに関しては、それなりの需要の確認がとれないと、身動きとりにくい、というのが正直なところ。つまり、オープンソースといえども、コスト意識はどうしてもぬぐえない。

私の知り合いでこの設定を利用していたのはわずか一人だけだったので、それほど人気の無い設定なのではないかと考えている。現に、bugzilla-orgの方にもあまりvoteがたまっていない(dupも4止まり)。鬱陶しさからすれば、100人程度のvoteが貯まっていてもおかしくないとは思うのだが。

もし、バグ修正の見通しがたてば、私はすぐにでも修正にとりかかるだろう(大抵のパッチは一日あれば十分作成可能)。だが、このバグの場合、修正のためにXULの実装の仕方の調査がまず必要(どのタイミングをトリガとしてマウスカーソルを移動させれば良いのか)。また、マウスカーソルを移動させるためには一度nsIWidgetを経由する必要があるのでそのAPIを全OSでコーディングする必要がある。(Windows以外では別に未実装としてエラーを返すだけにするつもりだが、面倒なことに変わりはない。)また、設定の取得も難しい問題である。

理解の必要なコードの広さから言えば、IMEの無効化と同じぐらいの調査が必要になる。あれは明らかに国内での不満が大きかったので一年がかりで修正を行ったが、果たしてこのバグにそこまでの価値があるかどうか、よく分かっていない、というのが実情なのである。だからこそ、必要を感じている人はvoteして欲しい。

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