この日記はMozillaのプロダクトへの貢献者としての私の成果を中心に、気になったバグやWeb界隈の話題について書いていますが、 断り書きがある場合を除き、いかなる団体のオフィシャルな見解ではありません。あくまでも個人的なものです。 Mozilla Foundation、Mozilla Corporation、及び関連企業の公式情報ではないことに注意してください。

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もずはっく日記(2005年3月)

2005年3月23日

Bugzilla-jpに報告する際の注意点 その二
初回投稿日時: 2005年03月23日02時30分44秒
最終更新日時: 2005年03月23日12時53分27秒
カテゴリ: Mozilla Core
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クラッシュバグの報告の場合、再現性のあるものは、そのまま報告してください。 再現性のあるものとは、再現手順を書くことができるものです。 もちろん、以下で説明するクラッシュレポートのIDも報告してもらえれればスタッフは別のバグに時間を割り当てることができるので、とても助かります。

再現性が無いバグの場合、クラッシュレポートと、そのIncident IDが必要です。 これは以下のようにして送信し、調べることができます。

まず、Mozilla Application SuiteではFeedback Agentが標準でインストールされるので、クラッシュレポートの送信の仕方に進んで下さい。FirefoxやThunderbirdの場合、標準インストールではFeedback Agentがインストールされないので、現在のバージョンを再インストールする必要があります。この際にカスタムでインストールし、以下のスクリーンショットにある"品質フィードバックエージェント"(英語版ならQuality Feedback Agent)にチェックを入れて、再インストールしてください(同じバージョンであれば上書きで問題ありません)。

Firefox日本語版のインストーラのスクリーンショット Firefox英語版のインストーラのスクリーンショット

Feedback Agentが入っている状態でクラッシュすると、次のようなダイアログが出てきます。

Feedback Agentのウエルカム画面

このダイアログと、次のダイアログはNextをクリックしてください。そうすると次のダイアログが出てきます。

Feedback Agentのウエルカム画面の最後のダイアログ

ここで、Turn Agent Onのチェックをつけたまま、Finishをクリックしてください。 そうすると次のダイアログが表示されます。

Feedback Agentのクラッシュレポート送信画面

入力項目がいくつかありますが、この内容は必要ありません。 その内容は、より詳細にBugzilla-jpに報告してもられれば良いからです。

ここでSendを押すと、クラッシュレポートの送信が完了します。

次に、Mozilla、Firefox、Thunderbirdのインストールフォルダをエクスプローラで開きます。 そこにcomponentsというフォルダがあるので、それを開きます。 そうすると、talkback.exeというプログラムがあるのでこれを実行してください。 すると、次のような画面になります。

Feedback Agentの実行画面

ここにあるIncident ID(選択してコンテキストメニューでIDをコピーできます)をBugzilla-jpにその時の状況説明と共に報告してください。なお、当然のことですが、クラッシュしたバージョンも書き込んでください。

もし、具体的な再現方法が書かれていなくて、クラッシュレポートのIncident IDも無い場合、スタッフはクラッシュバグをworksforme(再現しない)という形で処理せざるを得なくなりますのでご注意ください。

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