落書きメモ
初回投稿日時: 2005年01月16日02時11分57秒
最終更新日時: 2005年01月16日02時13分40秒
カテゴリ: Memo Mozilla Core
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Borland社のVCLはオブジェクトの基本的な形を定義して、継承により多態化させ、オブジェクト間の通信はできる限り少なくし、オブジェクトをシンプルな完成型としていたのに対し、Mozillaではオブジェクトが複雑に絡み合い、互いに頻繁に通信しあっている。
要するに互いに非常に対照的な設計だが、どちらが優れているのかは視点によって変わりそうだ。VCLは固く、Mozillaは柔らかいが、VCLはさらっとしていて、Mozillaはべっとりしている。
これらの違いは企業の開発プロセスと、オープンソースの開発プロセスの違いが形になったもののようで面白い。
拡張性はMozillaのような設計の方が上だけど、スパゲッティ化のしやすさも顕著。VCLはその逆のイメージがある。これを外側から見てみると、プロプラエタリなソフトとオープンソースのソフトのそれぞれの特徴としてにじみ出ているように思える。
オープンソースのソフトの進化の速さも、なんでこんな簡単そうなバグがとられないんだろう、というのもソースコードの設計の特徴から出た結果なのだろう。