Firefox 29で修正したバグ
初回投稿日時: 2014年04月23日02時24分28秒
最終更新日時: 2014年04月23日02時25分46秒
カテゴリ: Firefox Mozilla29
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いよいよ、Firefox 29のリリースがいよいよ来週に迫ってきましたが、来週は書き込めるチャンスが無さそうなので、今のうちに、私が修正した、コアの改善点を紹介しておきます。
ちなみに、UI面ではAustralisと呼ばれる新UIが来ますが、あれで十分な人には良いリリースになるかと思います。あれでは拡張性が足りない、という人は、Classic Theme Restorerをインストールして、カスタマイズ性を取り戻せば、特に問題ないかと思います。
Windows版で、Flash Playerがwindowlessモードで動作している場合と、Mac版でFlash Playerが動いている場合、IMEの未確定文字列はインラインでは表示されず、フローティングウインドウに表示されますが、この表示位置がプラグインのすぐ下に表示され、より、見やすくなります。特に、Macユーザには満足してもらえる修正じゃないかと思います。
- Windows版FirefoxのwindowlessモードのFlash Player
- Mac版FirefoxのFlash Player
Windowsでは、多くのノートPCのタッチパッドで、ドロップダウンリストをスクロールしようとすると、ドロップダウンが閉じてしまい、ページ全体がスクロールする、という問題がありました。これは、タッチパッドのドライバ側の問題なのですが、回避策を見つけることができたので、Firefox側で対処しています。このバグにイライラさせられていた方も多いのではないかと思います。
最後に、KeyboardEvent.key
の実装が一段階、前進しました。デッドキーの対応はまだですが、文字入力キーのイベントの値が、MozPrintableKey
等から、仕様通りになっています。また、一部、キー名も最新の仕様にあわせて削除されました。まだこれから、最新のドラフトにあわせて、キー名の修正が入りますので、実用には厳しい状況ですが、興味のある方はテストしてみてください。
他にも、GTK3版や、WindowsのTSFモードが大きく改善されていますが、こちらは一般のユーザや開発者の方には関係ないので、個別に確認してもらえれれば、と思います。