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もずはっく日記(2013年2月)

2013年2月28日

Bug-org 840409 Implement IMEHandler which hides nsIMM32Handler and nsTextStore from non-IME handlers
初回投稿日時: 2013年02月28日19時25分23秒
カテゴリ: Mozilla Core Mozilla22 TSF Windows バグ修正
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WindowsのIMM用のモジュールである、nsIMM32Handlerと、TSF用のモジュールであるnsTextStoreへのアクセスをnsWindow等から個別に行っていましたが、ここで、片方の状態だけを確認したり、TSFモードでもIMMのコードが呼ばれていたりと、色々とバグが多いという問題がありました。

こういった問題を解決するために、mozilla::widget::IMEHandlerというクラスを作成し、nsWindow等、IMEのハンドラ以外からはこのクラスを経由してIMEの処理を行うように改善しました。

widget::IMEHandlerは、自動的にnsIMM32Handlerを呼び出すべきなのか、nsTextStoreを呼び出すべきなのかを判断し、原則としてどちらかのみで動作します。

このバグの副作用により、TSFモードでは、ATOK 2013の候補ウインドウの位置が、ATOK 2012と同様に、奇妙な位置に表示されることがあるという現象が確認されています。オーナーがあるウインドウ上、例えば設定ダイアログ上では問題が一切無かったり、他のIMEでも問題はありません。また、TSFの仕様では座標位置はウインドウに対する相対位置ではなく、スクリーン座標で返している、また、問題が出ないケースもあるので、Gecko側の問題ではないように思えますが、なんとも不思議な状況ではあります。

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