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もずはっく日記(2009年5月)

2009年5月7日

Bug 6541 [IMM32] IMM32のコードはnsWindowから分離されるべき #2
初回投稿日時: 2009年05月07日17時29分57秒
カテゴリ: Mozilla Core バグ修正
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従来からのIMM32のハンドリングを行っているコードをnsWindowから分離しようというバグでした。

IMEのコードは最近でこそ減りましたが、昔はよくnsWindowの修正時に誤って壊されていることがありました。このような理由から、IMEと関係無い開発者からはIMEのコードはできるだけ分離しておく方が好ましいです。

また、WindowsのネイティブコードのレビュアもIMEに詳しくないので、現状のモジュールオーナーシップのルール上、無駄というとアレですが、スムーズな開発ができなくなっていましたので、コードを独立させることでレビュープロセスを簡略化してしまうことができます。

そして、メモリの利用をより効率的にすることができることになります。今まではIMEの利用が全く無い場合でもIMEの処理に必要なメモリを確保していましたが、それが改善されています。

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