この日記はMozillaのプロダクトへの貢献者としての私の成果を中心に、気になったバグやWeb界隈の話題について書いていますが、 断り書きがある場合を除き、いかなる団体のオフィシャルな見解ではありません。あくまでも個人的なものです。 Mozilla Foundation、Mozilla Corporation、及び関連企業の公式情報ではないことに注意してください。

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もずはっく日記(2005年9月)

2005年9月15日

バグをいつまで修正し続けられるのか
初回投稿日時: 2005年09月15日00時49分43秒
カテゴリ: 雑談
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膨大なMozillaのソースコードの中で特定のバグの原因を探し、確証が得られたら修正案を考える。いつもの手順。理解不能で放置していた問題も他のバグを修正したりする内に理解できるようになってくる。でも、いつまで新たな問題を理解し続けられるのか、修正し続けられるのか、年齢、技術、知識……それぞれの面から心配はつきない。

ひとつバグをつぶせば、ひとつの仕事が完了する。しかし、それと同時にひとつ仕事を失う。これが不安のタネである。

しかし、現実的にはいくつかのバグ修正の後、いくつかのパッチがひとつ以上のregressionを引き起こしたり、更に別の問題を浮き彫りしたりする。このように仕事が減ることは幸いにも無いようだ。しかし、自分で修正可能とは限らない。こうなると、私のできる仕事とは呼べなくなる。増えた仕事は全員で共通の仕事であって、私のものとは限らないということだ(regressionの場合、責任はあるが)。

多くのMozillaユーザにとって、私が修正できるバグが存在しなくなって私が職を失うことは(少なくとも現状よりは)良いことなのかもしれない。でも私としては嬉しくない。複雑なものである。

そんなこんなで今日もバグを修正しながら、30万個の仕事になるかもしれないネタを物色し続けている。

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