ユーザの質問に答えるっていうのは重要なんでしょうけど……
初回投稿日時: 2006年08月01日04時35分03秒
カテゴリ: 雑談
SNS:
Tweet (list)
ちょっと間が空きましたが、今更ながらにコミュニティの話をば。
鎌倉に来てくれた方との話の中でも情報交換というのは今更ながらに重要さを改めて感じたりしています。で、実際に(今回に限らず)ユーザの方や、もじら組のメンバーと喋ってみると、意外と、「え、この人からこんな質問が?」ということがあって戸惑っています(別に特定の人から受けた印象ではなく、結構多くの人と喋っててこんな感じです)。これはひとえに、私やMozilla Japanに限らず、情報を持っている人がそれを世間には広めれていないということなんでしょうね。
しかし、結構多くの関係者がblogを開いて、日々情報を書き込んだりしています。でもそれはユーザの求める情報とはズレがあるんでしょう。そうだとすると、もう質問のある人が能動的に質問するしか手が無くなってきます。(リサーチして、情報を発信しろよ、という意見があるかもしれませんが、それでうまく行っていないというのが現状ではないかと思います。)じゃあ、どうすれば質問ができて、識者がそれに回答できるかと考えてみると、これが結構難しいように思えます。
BBS等のフォーラムを使うと、システムと質問者が余程しっかりとしてないと「過去ログ読め」という回答のオンパレードになるのが目に浮かびます。そういったノイズが増えると、余計に過去ログは埋もれていきます。フォーラムというのは手軽なコミュニケーションを提供しますが、データベースには向いていません。
質問者がblogに疑問、質問を書いて、識者がそれを見たら本人のblogで反応する、というのも考えましたが、Mozilla界隈で有名なblogが質問を書けばうまくいくかもしれませんが、そうではない人の場合、質問そのものが埋もれてしまう可能性が大なのでやっぱりうまくいかないでしょう。それに、回答が各所に散らばるのもよくありません。しかし、Spread Firefoxのblogをうまく活用できれば解決するかもしれませんが、質問者側の問題の解決策が私には思いつきません。(それに悲しいことに、現在のWindowsのTrunkビルドではSpread Firefoxは一部のページがブラクラと化してしまっているので私はまったく活用してません。多言語の動的なサイトというのは難しいものですね。)
誰かが、質問メールを受け付けまくってそれを識者に答えてもらって、回答をSpread Firefoxでまとめて公開する、というのが良いかもしれませんが、誰がやるんだという話になってきますし……難しいものです。