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もずはっく日記(2006年6月)

2006年6月29日

Re: Mozillaコミュニティが初心者に厳しい理由を考えてみた
初回投稿日時: 2006年06月29日13時15分11秒
カテゴリ: 雑談
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ただ、その「真剣さ」はどちらかというと、労力の支出を切り詰めて消極的に「益」を増すことに重点を置いたものだと僕には思える。それに対して、営利企業に必要とされている「真剣さ」は、労力の支出を切り詰めることよりもユーザのシェアという収入を増やすことで積極的に「益」を増すことに重点を置くというものなのではないだろうか。どちらも大切な事であるのは当然だけれども、どちらを重視するかという意味で。

字面だけ見ているとなんかズレがあるような気がするのでちょっとだけ。

技術系のコミュニティ(例えばBugzilla-jp)ではそのコミュニティの参加者にとっての「益」とは(その人が協力することによって)バグの無い快適な製品を使えるようになるであるとか、自分の技術、知識の向上であるとかであって、(短い目で見た場合は特に)ユーザのシェアは、直接的な利益とはならない。単なる無関係では無い話なだけである。

目的そのものが違う、技術系コミュニティと営利企業を比較した場合に、消極的積極的という語をそれぞれを端的に表すものとして使うことには違和感がある。あえて、こうした冠をつけるなら、ユーザのシェアを増やすことに対して、「無関心」、「積極的」と言い表す方が現実に即しているかと思う。

技術系コミュニティは自分達の目的には「真剣」だし、「積極的」であると私は思っているし、そう信じたい。

ところで、技術系は特に、不満があれば改善しようとボランティアが立ち上がり、積極的に乗り出す人が居るが、サポート態勢や、態度に不満のある人は、どうして自分でそれを改善しようとしないのだろうか? そのためのコミュニティを誰かが作っても良いのではないかと思う。

それが無い理由としてPiroさんは初心者をサポートするのは大変なことであるという論調のようだが、技術系でコミットすることも決して楽なことではない。テスタ、QAもかなり大変というか面倒な作業だし、パッチを書いて、実際にハックするとなると、更に厳しくなる。もちろん、意見の対立や、運営の問題など、普通に人間関係の対応の問題も常につきまとう。おまけに、本家が英語なので場合によっては英語で喧嘩することがあるのだが、これは言いたいことがなかなか言えないので非常にストレスが溜まる。つまり、大変さ、という点では何ら差は無いように思う。では、いったいこの違いは何なのだろうか?

技術系のコミュニティに何故居られるかと聞かれたら、職業と化した今を含めても「好きだから」と言える。サポート等に関しては、不満はあっても「好きだ」と言える人が居ないのかもしれない。だとしたら、世の中のサポートセンターの人はみんな金のためだけに仕方なく働いているのだろうか? そうは考えたく無いし、また、もじら組フォーラムで、過去ログに無いケースを検証、解説してサポートしている人は居るのだから、単に技術系ケースよりも(その需要に対して)少ないだけなのかもしれない。

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